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【保育士試験】教育原理の効率的な勉強法【一発合格】

教育原理

教育原理と社会的養護はニコイチ科目と呼ばれています。

他の科目は20問の6割で12問以上の正答で合格ですが、ニコイチということはふたつでひとつということです。

つまり、それぞれ10問ずつの出題となり、それぞれで6問以上の正答が必要となります。

どちらかの科目だけが得意であったり、合格点見込みがあっても、もう一方が苦手だと合格できない仕組みです。

ちなみに保育士試験の科目をグループ分けすると、教育原理と社会的養護は同じグループに入りません。

これもニコイチ科目が難しいと言われる理由だと思います。

実際の勉強法についてはこれから説明していきますね。

教育原理の勉強の流れ

まずは過去問を解く

全科目共通で最初にお伝えしていることです。

苦手な科目や勉強を始める前で解ける見込みがなくても、とにかくまずは過去問を1回分解いてみましょう。

教育原理は、教育に関する法律や法令、教育史、教育方法、教育に関する時事問題の4つから出題されています。

幼稚園教諭や特別支援学校教諭、小学校以上の教員免許を持っている方なら大学の教職課程で履修した内容だと思いますが、それ以外の人にはなじみのない内容かもしれません。

教諭の免許状を取得している方は、過去問を解きながら曖昧になっている知識や新出分野にチェックを入れておきましょう。

それ以外の方は、なんとなくこんな問題が出ているんだな、くらいの感覚で解くだけで構いません。

「モンテッソーリ教育」のモンテッソーリなど、棋士の藤井聡太さんの影響でよく知られるようになった人物名なども頻出なので、少しでも見たことがある単語などがあればチェックしておきましょう。

科目名に原理がついているが似て非なる「教育原理」と「保育原理」

教育原理と保育原理は、試験科目名としては「原理」が同じようについているので試験内容もある程度似ているとなんとなく想像される方もいるかもしれません。

「原理」の意味自体は、基本的な法則や根本となる理論のことを指しますが、保育士試験においてはそれぞれ出題の仕方や難易度がかなり違うのが現実です。

保育原理も保育における基本的な事柄についての出題ではあるのですが、初見で知識がなくても自分なりに1つの選択肢に絞りやすく、事例問題などは一般常識で解けるレベルの問題も多いんですよね。

それに対し、教育原理は既存の知識で解けるような問題はほとんどなく、試験で合格するために地道に知識を積み重ねていくイメージとなります。

「知識問題が多い」からこそ「とにかく丸暗記」をしてはいけない

ここまでの流れでいくと、先生の資格を持っていないと保育士試験の勉強で初めて知る知識をとにかくがむしゃらに暗記するしかないような気もしますよね。

しかし、プロ家庭教師の経験もある私が伝えたいことは、試験勉強において丸暗記は基本的に意味をなさないということです。

丸暗記が役立つのは試験直前、それも試験前日や試験数時間前のみで、新しく暗記するというより事前に手が回らなかった部分に関して付け焼き刃的な方法でしかありません。

では、この教育原理についてはどのように知識を記憶に定着させていけばいいのか。

以下に例を示してみますね。

教育原理で頻出の「教育基本法」と「学校教育法」について

教育基本法…教育(学校での教育だけでなく、大人になってからの学びなども含む)についての基本となる事柄をまとめた法律
学校教育法…学校(幼稚園から大学までの教育課程、保育園・認定こども園は含まない)における教育についてを定めた法律

この違いをしっかりと把握していないと、ただ「教育基本法の〜〜」と「学校教育法の〜〜」というような無機質な暗記に頼るとミスが起こる可能性があります!

ただ、そうは言ってもひとつひとつ自分で理解をして記憶するには時間が限られていると思います。

また、教育の歴史に関しては、保育士試験での出題内容を踏まえると教育史の流れを理解しなくても正答は可能です。

そこで私がおすすめするのは、語呂合わせやほいくんのYouTubeを聴き流しするなど、細かい中身を把握せずにとりあえず語呂や情報を耳に入れるということ。

語呂合わせや聞き流しの時点では、ハッキリ言って単語や内容はまったくわからなくてオッケーです!

ちなみにこの作業は、勉強時間として確保した時間以外のスキマ時間におこなうことをおすすめします。

ある程度繰り返して、意味はわからなくても教育原理に必要な単語をなんとなく把握した頃にテキストを読んだり問題を解いてみてください。

そうすると、丸暗記とはまた違い、なんとなくイメージが湧いた状態で覚えることができます。

後はこの作業を地道に積み上げていくことです。

理解を伴う暗記であろうが、工夫した勉強法であろうが、魔法ではないので地味な作業は必ずしなければなりません。

テキスト・参考書・問題集・過去問について

テキストなどについても、基本的には他の科目と同じものをこれからご紹介していくわけですが、上記のことを踏まえて順番を意識して解説していきますね。

①スキマ時間ですること

まずはテキストを読むより先に、スキマ時間にユーキャンの教育原理を一周します。

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この時点でははっきり言って何もわからないし、「これ意味あるの?」と思う方もいるかもしれません。

しかし、この作業はあくまでスキマ時間に行うことが重要です。

今までなんとなくSNSやネットサーフィンをしていた時間を、アプリで問題に触れる時間にしてみてください。

よくわからないし、人名や単語は覚えるつもりでなくてもいいのでまずは触れてみましょう。

そして次は、 ほいくんの教育原理の聞き流しをします。

こちらもなんとなくの感じで大丈夫です。

YouTubeで保育士試験関連だと、ほいくん桜子先生あたりが有名どころだと思います。

ほいくん・桜子先生の動画の感想

もうどちらかのYouTubeを視聴したことのある方や、他の方の動画などで学ばれている方はこの見出しは読み飛ばしてくださいね。

私はこの2人が有名だということを知り、まずは聞き流しでどちらも家事をしながら聞いてみました。

ポイント

ほいくんの動画の感想

  • いきなり聞き流しで聴いたらノリや声が少し聞き取りづらかった部分アリ
  • 動画で見ると(顔出しはされていないですが)雰囲気や話の緩急が上手で何度も見返すことも

桜子先生の動画の感想

  • 発音・話し方がやさしく、万人受けするタイプの聞き流しができる講義
  • 個人的には、テキスト内容は自分で読んだ方が早いと思うので動画の取捨選択の必要性はアリ

簡単にポイントを書いてみましたが、個人の好みがあるので両方見てみてお好きな方を選ばれるのが良いと思います!

②テキストを読む

細かい内容はまったく理解していなくてOKなので、とりあえずアプリやYouTubeで教育原理の全体像を把握したらテキストに進みます。

そうするとなんとなくの流れやうろ覚えの単語しかわからなくても、テキストに出てくる内容が初見のことばかりではないので、精神的な負荷がかかりにくいです。

テキストを読む段階になっても、きっちり端から端まで覚えるようなつもりで読まなくて大丈夫です、というかむしろ暗記するつもりで読まない方が勉強としては効率的です。

軽く1周したら次にある演習として問題を解きながら、わからない部分について辞書代わりにテキストを使用したり、軽い気持ちでパラパラと読むのがいいと思います。

他の科目と一緒で、私が使っていたテキストはこの1冊です。

③問題集を解く

スキマ時間で教育原理のイメージをつけ、なんとなくテキストを1周したら問題集をひたすら解きます。

保育士試験はとにかく過去問を解きまくれば受かるので、極論を言えば過去問.comだけでテキストや問題集を一切購入せずに受験料以外は一切お金をかけずに合格することも可能です。

ただ、勉強や資格取得によほど慣れてない限りはやりにくいと思うのでおすすめしませんが・・・。

最初の「勉強の流れ」でもお伝えしましたが、とりあえずは本試験と同じタイプのものを試験主催者の公式HPの過去問ページからPDFファイルでダウンロードして使うのがいいと思います。

慣れてきたら、過去問.comやテキストと同じシリーズの以下の問題集を使うとより効率的かもしれません。

④過去問・予想問題を解く

問題集の問題は基本的に過去問から厳選されたものを掲載していることが多いので、問題集と過去問を解くということにはあまり違いがありません。

ですが、過去問のプリントアウトがめんどくさい、過去問で実力を出して合格可能性を測りたいなど、過去問を使う必要性も出てくると思います。

私は、過去問はプリントアウトを3回分したところでめんどくささから以下のテキストの必要な年度が載っているものを購入しました。

予想問題については、購入してから難易度が高いと知ったこちらのものを使いました。

実際、本当に難しかったです。

合格基準点まで到底届かない科目もありましたが、試験前に安心したいというよりは喝を入れたかったのでちょうどよかったと思いました。

通常の難易度の予想問題であれば、ユーキャンのこちらがおすすめです。

予想問題に関しては、保育士試験においては正直あまり必要性はないと思います。

どちらかというと試験前に予想問題を解くことによって、「合格点を取って万全の状態で臨みたい」、「実力を測ってもっと勉強したい」のような本試験に臨むにあたって気持ちを整えるような意味合いの方が大きいような気がします。

⑤問題演習→解説を読み込み復習→足りない知識のみテキストで補強→問題演習のサイクル

後はもうひたすら問題演習を繰り返すことが合格への最短経路です。

解いた問題は、正解不正解に関わらず解説を読み込み理解して知識を定着させます。

解説や問題についてわからない点はテキストで該当箇所を読んでインプットをし、また問題を解くというアウトプットの作業に戻ります。

そのため、基本的にはアウトプットを続けつつ、状況に応じてインプットをするイメージです。

アウトプットでは、問題集や過去問以外にもスキマ時間ですることでお伝えした一問一答やYoutubeの聞き流しもおすすめですよ。

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まとめ

教育原理の勉強法についてお伝えしました。

ニコイチ科目は受験生泣かせの科目なので合格に手こずられる方も多いようですが、教育原理・社会的養護のどちらも効率良く本質を理解する学習によって確実に合格を目指せます。

保育士試験の勉強法や、その他勉強法そのものについてご質問があればコメントしていただけると必ず返信しますので、お気軽に聞いてもらえたらありがたいです。

プロ家庭教師歴が長かったので、何かお力になれるとうれしいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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