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【保育士試験】社会福祉で合格点を取るために知っておきたい勉強のやり方【一発合格】

社会福祉

社会福祉、子ども家庭福祉、社会的養護はセットで福祉系科目となっていて、苦手意識を持つ人も多いのではないでしょうか?

2021年度の社会福祉は、前期も後期も難易度が高く、さらにこれまでの過去問が役に立たなくなるとも言われています。

小手先のテクニックや過去問対策だけでは得点しにくい科目ですが、根本である概念をしっかり押さえて合格点を目指しましょう!

社会福祉を苦手科目にしないために

社会福祉をできるだけ身近に考えられるようにする

個人的には社会福祉の試験範囲が一番広いのではないかなと思います。

試験ではまさしく社会福祉全般から出題されますし、そもそも社会福祉って言葉自体がめちゃくちゃざっくりとしてますよね。

子ども家庭福祉だって大きなカテゴリーとしては社会福祉に属すわけですが、もちろん保育士試験における社会福祉についてお伝えしていきます。

まずは、出題のおよそ半分が社会福祉制度やどのような施策があるかというものです。

そしてこのざっくりとした社会福祉を「子ども」「障害者」「高齢者」などに分けるこの「カテゴリー分け」が私のおすすめの勉強法です。

「福祉」という言葉自体は「幸福」や「幸せ」を意味しますが、社会福祉など日常生活で用いられる場合は「公共の福祉」のような社会全体やみんなの幸せを目指す仕組みや動きのことを指します。

また、より具体的な例を挙げると社会的弱者である「子ども」「障害者」「高齢者」に対する制度のことがより一般的には社会福祉であると認知されています。

日本においてこの3つのカテゴリーに関する福祉の法律は、子ども→障害者→高齢者の順に成立しています。

児童福祉法→身体障害者福祉法→老人福祉法

これは社会的な背景を考えるとわかりやすく、この順番で「困っている人」が社会から見えやすいからです。

今でこそ少子高齢化社会ですが、子どもの人数が多く、お年寄りの割合が少なかった戦後あたりを想像してみてください。

一人で生きていけない子ども、誰かの手を借りないと不自由の多い身体障害者、健康者であっても高齢になると生活がしにくくなる、などなど成立順に納得できると思います。

社会の中で可視化されやすいという点でいえば、障害の種類別に「身体」→「知的」→「精神」という順番で法律が制定されているのも、同じように考えると理解しやすいのではないでしょうか?

このように社会福祉を身近に考えにくかったり、イメージが湧かなくてもカテゴリーに分けたり、そのカテゴリーをさらに細かくすると身近になったりイメージのしやすさは格段に変わります。

まずは過去問を解く、そして解説を読み込む

保育士試験を初めて受ける方、社会福祉で不合格になり再受験の方、どちらの方も過去問を解いてみてください。

そして、各問題、もしくは問題の選択肢ごとに具体的な人物や社会的弱者としての「カテゴリー分け」をしてみましょう。

例えを2021年前期試験から出してみます。

社会保障制度とは、疾病や障害、老齢や失業などの困窮の原因に対し、( A )または公の負担 で経済保障を行う。また、生活困窮に陥った者に対しては( B )によって最低限度の生活を保障 する。加えて、( C )によって子どもへの保育や障害者等への福祉サービスを提供し、公衆衛生 とともに、すべての国民が文化的社会の成員としての生活を営むことができるようにする。

令和3年保育士試験(前期)問題 社会福祉 問2

難しくて堅苦しい文章ですが、社会福祉(=社会全体を幸せにする)のために保障される制度について説明しています。

疾病、障害、老齢、失業・・・これらを具体的な言葉で言い換えるとイメージしやすいですよ。

疾病は病気、障害はある一定の症状が固定したもの、お年寄り、仕事を失う、わかりきっていることかもしれませんが、あえて頭の中でわかりやすい単語に変換しましょう。

このような一見すると単純な作業ですが、これを繰り返して過去問20問を解いてみてください。

それだけで正答率が上がったりする魔法のテクニックではないですが、これから勉強を始める方も再び社会福祉に挑む方も、受験までの気持ちの持ち方が大きく変わってくると思います。

また、社会福祉など概念が難しい科目や合格率が高くない科目で特におすすめなのは、問題を解き終わってすぐに解説を読み込むことです。

保育士試験の問題集はどのようなものでも、ほとんどが各選択肢ごとに解説がついています。

1問解いて、すぐに解説を読み答え合わせをし、そのまま各選択肢の解説を読み込みます。

そしてもう一度問題を読む、というものです。

難しいと感じる問題や科目に特に効果を発揮するテクニックといえます。

テレビやパソコン、スマホで見た情報に一歩踏み込む

スマホなどでネットサーフィンをしている時に触れるあらゆる情報は、一歩踏み込むことで社会福祉の勉強につながることがあります。

失業をきっかけに起きた犯罪、虐待死事件・・・このようなニュースはセンセーショナルで連日メディアによって報道されます。

どちらも悲しい痛ましい事件だとしても、つい「またか・・・」「いつまでも報道するテレビにうんざり」と思ってしまうこともありますよね。

そこで思考停止しかけた時に、失業に対する社会保障制度、子どもやひとり親に対する児童手当について自分の中の知識を確認してください。

これはメディアを通す時に限らず、日常生活でふと思い返してもいいですし、どのような場面でも構いません。

保育士試験だけに限らず、何かを学ぶ時にはいかに普段の生活の中に勉強を結びつけるかが大事です。

私は家庭教師など教育業界での経験が15年ほどありますが、勉強のポイントは気負ってすることではなく、いかに抵抗なく取り組んだり、日常のスキマ時間を活かすかが重要だと考えています。

テキスト・参考書・問題集・過去問について

おすすめの保育士完全合格シリーズ

テキスト上下・問題集・一問一答・要点ブックがあります。

私はテキスト上下と問題集を購入し、一問一答はスマホでどこでも演習したかったのでユーキャン資格本アプリで保育士試験のものを購入しました。

ユーキャン資格本アプリ
ユーキャン資格本アプリ
開発元:U-CAN,Inc.
無料
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一問一答をまずは1周して、問題集を解いて解説を読み込み、それでも理解しにくい問題はノートにメモしておき、問題の出題範囲の箇所をテキストで読む流れです。

これをひたすら繰り返し、演習中心の勉強法をすることで短期間で保育士試験の一発合格を手に入れることができました。

過去問・予想模試

過去問は、試験主催者の公式HPから無料でダウンロードもできますし、以下のような過去問題集もあります。

私は公式HPからのダウンロードからプリントアウトを3回分して、それ以前のものは上記の過去問題集を購入しました。

また、過去問に関しては過去問.comの保育士試験にも大変お世話になり、試験直前期はひたすらパソコンで正答率アップを目指してゴリゴリ解いていました。

予想模試は必ずやる必要があるものではないですが、力試しとして受けたり、試験直前期の気持ちを高めるためにも私は取り組みました。

そのため、ご自身の性格や勉強の進み具合を考慮した上で取り組むのが一番だと思います。

有名な予想模試はユーキャンのものと完全予想模試があります。

ユーキャンのものは過去問つきで、私は過去問は不要だったので完全予想模試を購入したのですが、難易度が高すぎると有名だったようです。

試験1週間前に解いたのですが、半分以上の科目で6割に達さず、焦りながらも喝が入りました(笑)

そのため、安心感を得たいという目的がメインで予想問題を解きたい方はユーキャンのものがおすすめです!

参考資料

他の科目と違い範囲が広すぎるので、この本や資料がおすすめというのは残念ながらありません。

しかし、福祉に対するアンテナを張ったり、どういうものが福祉かを理解するために福祉新聞がおすすめです。

無料で読める記事があるWEB版でも十分に保育士試験には役立つので、試験が終わるまではブックマークをするなど、情報に触れる機会を作ってみてください。

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まとめ

筆記試験に合格後、私は実技試験ではなく保育実技講習会を受講して保育士試験を終えました。

実技講習会で参加者の方たちと話す機会もあったのですが、社会福祉のみを落として2回目で合格、社会福祉を落とし続けて3回受験した方もいました。

このように、社会福祉は本当に保育士試験の鬼門でもあると改めて感じています。

ぜひ、この社会福祉で合格点を取って保育士試験合格を目指しましょう!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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