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【保育士試験】試験を受け終わった直後の感想【自己採点ギリギリあり】

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令和3年保育士試験(前期)を4月17.18日に受験してきました。保育士試験を受験するのは初めてで、全科目を受けました。

主要な解答速報が20日に出揃い、とりあえず9科目すべてにおいて6割以上得点できた模様です。

なんて落ち着いて書いてますが、ニコイチ科目である社会的養護が自己採点で6問正解予定とギリギリとなっています。

しかし一応は6月に筆記試験合格通知を兼ねた実技試験の案内が来て、7月の実技試験に合格すると晴れて保育士登録をすることができます。

このまま一発合格を目指していきますが、ここで一度筆記試験の振り返りをしておこうと思います。

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保育士試験1日目

試験初日の土曜日は、この時期にしてはめずらしく強い雨が朝から降っていました。

受験票記載の地図や事前にGoogleマップで調べた感じだと迷わないだろうと思っていたのですが、私が出た改札口から試験会場へ行くのは少しややこしかったようです。

試験会場への入場開始時刻に到着するくらいの目安で駅から歩いていたのですが、やはりチラホラと保育士試験の受験生らしき人が歩いていました。

途中明らかに迷いかけている受験生に声をかけられ、軽く話しながら目的地である大和大学に向かいました。

こういう時もソーシャルディスタンスを気にしないといけないので、やっぱりコロナ禍はつらいですね。

無事に試験会場へと到着しましたが、ズボンの裾が雨で濡れてしまい試験終了まで冷たい思いをするハメになりました。

保育の心理学

保育の心理学は試験勉強を開始した時からの得意科目だったので、特に問題なく終了。

1科目目の試験が得意科目だと気持ち的にも落ち着いて解くことができ、その後の試験科目を受けるときの精神状態にも良い影響を与えてくれます。

これから保育士試験の受験を考えている方は保育の心理学を得意科目にすることをおすすめします。

自己採点結果:85点

保育原理

保育原理は保育士試験の中で一番易しいと言われている科目だそうです。

私も気を抜いていて、保育所保育指針全文を読むのがめんどくさくて後回しにしており、全文を読んだのは試験前日でした。

確かに予備知識がなくてもなんとなく解ける問題が多いですし、事例問題などは保育士を目指していなくても常識的な対応を選択すれば正答することができるものもあります。

こちらもスムーズに試験を受けられたと思います。

自己採点結果:85点

子ども家庭福祉

子ども家庭福祉は割と直前まで対策に苦労して、苦手意識を持っていました。

ただ、試験前日に取っておいた過去問を解くとなんと満点だったので、試験中は「また満点を取ってやるぞ」くらいの気持ちで臨めました。

社会福祉と並んで福祉系科目は範囲が広いので、難易度は高めかもしれません。

自己採点結果:85点

社会福祉

今試験一番の大波乱を呼んだ科目、社会福祉。

実は私はまったくそんなことを思っていなくて、丸一日を費やした試験の初日が終わって解放感でいっぱいでした。

帰りの電車で早く自己採点したいなぁとスマホで解答速報の検索をかけていたら、Twitterでの阿鼻叫喚を目にしてしまった感じです。

それを見て思ったことですが、「社会福祉」という試験科目を名乗っている以上は社会福祉全般から出題されることは仕方ないとも思います。

こういうことが言えるのは合格点を取れているからではなく、良くも悪くも保育士試験の問題傾向を分析していなかったからです。

逆に言えばしっかりと傾向を把握して勉強してきた方にとっては、かなり出題傾向が変わって試験中に動揺してしまうのも頷けます。

後述しますが、2日目の最終科目である保育実習理論でかくいう私も出題傾向が変わった問題に時間がかかってしまいました。

自己採点結果:75点

保育士試験1日目を終えて

4科目の受験で1日を終えて疲れました。

コロナ禍であまり電車に乗って外出することもなくなっていたので、移動にも普段より気を遣いました。

後悔していることは、まだ試験が完全に終わったわけでもないのに解答を知りたくてネットで検索してしまったことです。

1日目の試験科目で手応えが悪くなかったので不安要素はなかったのですが、前述したTwitterでの騒ぎを見て急に社会福祉のことが気になり出しました。

試験の出来不出来に関係なく、2日目の試験が完全に終了するまではSNSはもちろん、インターネットで試験に関する情報を検索することはやめておいた方がいいです。

保育士試験2日目

教育原理

2日目の最初の科目は教育原理です。社会的養護と合わせてニコイチ科目と呼ばれているものですね。

そしてニコイチ科目の恐ろしさは自己採点して初めて身に染みました。

自己採点の結果、35点で7割は取れているのですが、他の科目と違ってニコイチ科目で7割というのは余裕というか安心感がないです。

解答速報はもちろん100%ではないですし、そこにマークミスなどが加われば割とあっさり覆ってしまうと思うと本当に怖いです。

科目として難しいというより、1問の割合が大きすぎることが不安要素大ですね。

自己採点結果:35点(70点)

社会的養護

社会的養護は福祉系科目と並んで難易度が高めだそうです。

実際私も社会的養護が一番点数が低く、自己採点の結果は30点と合格ラインギリギリです。

解答速報が公式の答えと異なっていれば、筆記試験一発合格は幻となってしまいます。

社会的養護も社会福祉と同じく不適切問題があるとかないとか騒がれているようです。

もし落ちていたら自分の実力不足に他ならないので、不本意ではありますがおとなしく後期の受験申請をすることにします。

試験を受けるに際してのアドバイスとしては、試験時間に余裕があっても慣れないことはするべきではない、ということです。

試験時間は他の科目の半分で30分ですが、時間が余ってもニコイチ科目は途中退室ができません。

私はすべての科目で途中退室をしたのですが、ニコイチ科目は完全に時間を持て余してしまいました。

そして社会的養護は見直しを丁寧にするところまでは良かったのですが、時間があるのが裏目に出てある1問を考えあぐねた結果、マークし直しました。

各社の解答速報を確認したところ、元々マークしていた答えが正答になっていました。

これは本当に後悔しています。社会的養護に関しては急に文章量が増えたことからも伝わっていると思います(笑)

言い訳すると言葉が多くなりますね。

自己採点結果:30点(60点)

子どもの保健

子どもの保健は試験前日に解いた過去問の中で一番点数が低かった科目です。

そのため子どもの保健が一番緊張感を持って試験に臨みました。

勉強している時から感染症対策やワクチン分野が後手にまわっているのは自覚していたのですが、それは自己採点結果にも表れていました。

現在はコロナ禍でもあるので、これらに関しては試験が終わった今また勉強し直してみようかと思います。

試験科目名は子どもの保健となっていますが、大人にも共通する保健内容が多いので個人的には勉強内容が実生活に役立つ科目ナンバーワンです。

自己採点結果:80点

子どもの食と栄養

子どもの食と栄養に関しても、子どもの保健と同様に試験勉強をすることによって食と栄養の知識を深められたので、勉強して良かったなぁと感じています。

一番悩んだ問題は、「一汁三菜」の食器の並べ方です。二択にまでしぼった結果、勘で答えた方が正解だったのでラッキーでした。

過去問を見たことがない方は、そんな問題出るの!?とお思いになるでしょうが、子どもの食と栄養に関しては毎回1問くらいはこういう問題が出題されるようです。

前回は春夏秋冬の旬の食材を選ぶ問題が出題されていました。

後は、お子さんがいらっしゃったり子育ての経験がある方はそれだけで正解できるような問題もいくつかあります。

ちなみに私は間違えた中でそのタイプの問題が多かったです。

難易度としてはちょうど真ん中あたりみたいなので、保育士試験の難易度を掴みたい方はまず子どもの食と栄養の過去問を解いてみるといいかもしれません。

自己採点結果:75点

保育実習理論

いよいよ二日間をかけて受験した保育士試験の最終科目、保育実習理論です。

個人的には保育実習理論の試験時間中が一番大変でした。

保育士試験では筆記試験に全科目合格すると実技試験に進めるのですが、実技試験は音楽、造形、言語の3分野から2分野を選択して受験します。

音楽とは課題曲の弾き歌い、造形とは色鉛筆での絵画表現、言語とは課題の童話の読み聞かせのことです。

私は音楽と言語で受験申請をしたのですが、楽器はまったく弾けません。

そして保育実習理論はこの3分野の出題が多く、特に音楽に関しては知識や経験がないと解くことはできないと思います。

そのため未経験の私は、ピアノの楽譜や用語、コードなどを一から勉強して覚えました。

結果としては音楽分野を2問間違えただけで、今回の受験で一番成績は良かったです。

ただ、社会福祉の段落でも書きましたが初めての出題パターンがあり、問題の傾向が今までと違うものがありました。

コードを楽譜と照らし合わせて答える問題で、楽譜やコードを知ったばかりの私はこの問題を解くのにかなり手間取ってしまいました。

ちなみに保育実習理論の難易度は保育原理と並んでかなり易しい部類に入るようです。

自己採点結果:90点

保育士試験2日間を終えて

思えば大学受験時にセンター試験を受けていない私にとっては、二日間にわたる試験を受験することは人生で初めてのことでした。

移動や試験と試験の合間時間など、試験以外にもやらなければいけないことが多いので気が張りました。

本格的な試験勉強開始が試験の1ヶ月前と遅かった私は、最終科目の保育実習理論以外の科目すべてで30分経過後真っ先に途中退室して、次の試験開始までを勉強時間に充てました。

そしてこの時間に勉強したからこそ試験で得点できた問題もかなりあったので、試験勉強の方法や試験当日に加点するための勉強の仕方をまた別記事に書く予定です。

この記事を読んでくださった方の中にも保育士試験を受験された方がいると思いますが、本当にお疲れ様でした。

お互い良い結果が通知されることを祈っています。

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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