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【専門分野が難しい】保育の心理学の勉強法をわかりやすく解説!

保育の心理学

保育の心理学は、保育士試験の中で「保育原理」、「保育実習理論」と並んで勉強がしやすい科目だと思います。

心理学といっても難しい用語が並ぶというより、赤ちゃんや幼児期の発達段階がどのような様子なのかを答えたり、その様子にどのような専門用語が当てはまるのかを選ぶ問題が多いです。

精神医学に関する問題も出題されますが、正答するためにはかなり多くの知識が必要になるので、無理に深追いをするべきでない分野でもあります。

ちなみにこの精神医学分野が厄介で、難しいと感じる人の多くはここだと思います。

保育の心理学の勉強の流れ

まずは過去問を解く

過去問を解いてみましょう。

この科目に関しては1年分ではなく、できれば2,3年分解いてみることをおすすめします。

「保育の心理学」は文字通り心理学に関する出題ではありますが、子ども自身の心理であったり、養育する上での母についての心理状態、成長するにつれて友達など周囲に対する関わりなどの分野がいくつもに分かれているんですね。

決して難しい科目ではありませんが、受験者の興味がある分野であるかどうかにより、得意不得意の差が科目内において出やすいと思います。

そのため、過去問を解きながら、もしくは解き終わって採点をする段階で、好き嫌いや得意不得意について問題にメモをしておくと勉強を始める段階で役に立ちます。

精神医学の分野に関しては、保育士としてもちろん必要な知識ではあるのですが、保育園や認定子ども園以外の児童福祉施設に勤務する場合に必要だと言えるでしょう。

難しいと感じている場所が精神医学分野であれば、一旦すべて飛ばしてもいいです。

病名や症状の勉強時間は他の分野、もしくは別の科目に回すのが結果的に保育士試験合格への近道となります。

専門用語は具体例をイメージすると苦手意識がなくなる

勉強していて知らない単語や難しそうな漢字が出てきたら、多くの人はやる気を失いがちです。

意味がわからないし、イメージができないとどうしても億劫になりますよね。

例えば、「レスポンデント条件付け」と聞いて、保育士試験の勉強開始前だと心理学を専攻していた人でもない限り意味はわからないと思います。

実際に私も勉強を始めてから人生で初めてこの単語に出会いました。

簡単に解説すると、パブロフの犬で有名なパブロフという学者がおこなった実験結果からわかった条件反射のことです。

梅干しやレモンを見ただけで酸っぱい感じがして唾液が分泌されるというあの経験のことですね。

「レスポンデント条件付け」も「条件反射」や「酸っぱいものを見ると唾液が勝手に出るあの感じ」のように考えると難しさはなくなるはずです。

このように保育の心理学は身近なことに聞き慣れない単語を当てはめることが多いので、それを理解して具体例や身近なものでイメージすると難しくないことがわかります。

発達段階に応じたことは自分を振り返る、周囲を思い出す

保育の心理学の出題範囲は、赤ちゃんや幼児期、母や周囲との関係だけではなく、夫婦の離婚問題や老年期のアイデンティまでと幅広いです。

あまり聞いたことがない単語などで表現されていても、自分の小学生時代を振り返ったりすると思い当たることは多いはずです。

(ギャンググループやチャムグループは小学校のときに読者の方も属していたのではないでしょうか?)

離婚や老年期についても、自分自身の経験としてはなくても、友達の話であったり親などのことを考えると思い当たる節があったりします。

それでもイメージが湧かないときはテレビなどで見た内容でも構いません。

試験科目としての出題なので学問的な表現はされているものの、あくまで人の心の動きに沿った科目なので難しく考えすぎる必要はありません。

振り返ったり、想像することをしなくても知識と暗記で保育士試験は合格できます。

しかし、実際に保育士としてどこの現場であれ子どもと関わるときには自分の過去を思い返したり、相手のことを想像する能力は必須ですよね。

テキスト・参考書・問題集・過去問について

他の科目と違い、できれば最初に過去問を複数年度を解いてほしいので、無料で利用できる過去問.comで5年以上前の問題を解くのもありだと思います。

試験主催者の公式HPの過去問ページからプリントアウトもできますが、直近5年分のみとなっているので過去問.com過去問ページを使い分けるといいかもしれません。

私は過去問ページからのプリントアウトもして、主にパソコンから過去問.comも利用しました。

プリントアウト可能な年数より古い過去問に関しては、このシリーズの最新年度ではない過去問題集を購入して使いました。

保育の心理学の科目の特性としては、専門用語と具体例が頭の中で繋がれば合格点に到達しやすいです。

そのため、最初に過去問を解いて好き嫌いや得意不得意分野をある程度把握し、後はテキストや過去問に理解度や簡単なメモをすることをおすすめします。

一般的に知名度のあまり高くない主に大人の精神疾患名であったり、知能検査の種類における細かい内容などについてはどうしても時間がなければ「捨て」ても十分合格点は狙えます。

試験は合格点を取ることに意味があるので、勉強過程に「捨て」ることがあることは問題はありませんので、捨ててはいけない範囲や分野をしっかりと見極めましょう。

私の場合、テキストは以下の完全合格テキストのみで、過去問や予想問題集を除くと問題集も同シリーズの問題集しか使っていませんでした。

テキストの解説を見たり、実際に問題集で問題を解いていくと、どうしてもわからない概念などはほとんどないかと思います。

保育士試験はほとんどの受験者が女性なので、性差として男性よりコミュニケーションが得意であったり、広義での心理学(心理テストなど含む)を好きな方は多いでしょう。

それが保育士試験で保育の心理学は簡単と言われがちな理由なのかもしれません。

ただ、男性や心理テストなどに興味のない女性、そういうのに関係なく普通に心理学が苦手、難しいという方もいると思います。

そこで、発達心理学の初歩についてまんがでわかりやすく説明している本があるので、それについてもご紹介しておきます。

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まとめ

保育の心理学の勉強法についてお伝えしました。

分野によって多少の差はあっても、割と興味を持って勉強に取り組める科目だと思います。

一発合格を目指す方は、試験は2日連続で9科目すべてを受験するわけですが、今後もおそらく初日の1番目に試験があるのが保育の心理学です。

一発目の科目で心に余裕を持って解くためにも、試験終了後に気持ち良く次の科目を受けるためにも、できれば得意科目にしておきたいところです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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