こんな悩みを解決します。
どめ工房管理人ゆきについて
・保育士試験に独学で一発合格
・家庭教師と塾講師歴15年
・勉強は効率よく短時間のみ
私は、免除科目なし、学生時代の専攻分野と試験科目のかぶりなし、子育て経験なし、と保育士試験に関してはまったく素人からのスタートでした。
この記事では、私がどのように勉強を進め、使ったテキストや独学するにあたっての工夫も含め、お伝えしていきます!
実際におこなった勉強法
購入・使用したテキストや参考書、問題集
勉強を始めるときはつい形から入ってしまいたくなり、たくさんの参考書や問題集をそろえたくなると思います。
しかし、鉄則はテキストや参考書は1冊、問題集も基本的なものは1冊です。
実際に私が購入して使用した教材をすべて記載しますね。
かかった費用の合計は10722円で、独学でかなりお得にできたかなと感じています。
テキスト・参考書
保育士試験の出題範囲をカバーしている有名なテキストはたくさんありますが「福祉教科書 保育士 完全合格テキスト 上下」にしました。
いくつかある中でなぜこれを選んだのかというと、受験を決めた時点で2021年度の試験対応のテキストがまだこれしか出版されていなかったという理由です。
もう少し後であればいろいろ選択肢はあったと思いますが、テキストは上下に分かれている程度のボリュームがあればあまりこだわる必要はないかと思います。
ちなみに私は単行本ではなく、電子書籍端末で読める(スマホやタブレットなども可)Kindle版を購入しました。
テキストの選択肢にKindle(電子書籍)がある方は、桜子先生の保育士必修テキスト上下がセールでお得に購入できる時期もあるようなのでおすすめです。
問題集
問題集は、「福祉教科書 保育士 完全合格問題集」です。
こちらはテキストが福祉教科書の完全合格シリーズだったので、そのまま問題集もそろえた形です。
問題集はKindle版にはせず、紙媒体の単行本にしました。
読むだけならKindle端末で問題はないのですが、実際に解く場合は書き込みをしなくても文字を指でたどったりするので不適かなと思いました。
予想問題
試験直前には「保育士試験完全予想模試」も購入しました。
こちらは試験直前に合否判定のための実力をはかるために買ったのですが、難易度が本番より高いことで有名です。
実際、私もこの予想模試ではなかなか悲惨な点数を叩き出しました。
試験の傾向をつかむという意味では、ユーキャンのものの方が良いです。
過去問題集
最後に、試験直前に落ち着かなくて買ったのが「1回で受かる!保育士過去問題集」です。
過去問は自宅で2回分のプリントアウトをしていたのですが、3回目からプリント作業が煩わしくなり、プリントアウトしていない年度が乗っているこちらをメルカリで購入しました。
ただ、これだけはあまり使わないまま試験が終わりました。
またこの後に出てきますが、一問一答はアプリでやっており、その書籍版がこちらになります。
テキストの使い方
スキマ時間にKindle端末でテキストを開いて読む、という感じでした。
KindleはiPad miniより小さくて軽いので、出かけるときはカバンにとりあえず入れておくことができたのでとてもお気に入りです。
教科書やテキストに書き込みをしたい方は紙媒体である単行本の方が便利です。
保育士試験は科目が多いですが順番通りに学習する必要はないので、とっつきやすい科目や苦手な科目などそのときの気分で自由に好きな箇所を読むことができます。
テキストを読んで問題を解く、というよりは、問題を解いてわからなかった箇所をテキストで学習するという方法が断然効率的に勉強を進められます。
過去問で全体像を把握
受験を決めたときに、上記の保育士完全合格テキストを購入したのですが、同時に過去問のプリントアウトもしました。
過去問は保育士試験を主催している全国保育士養成協議会の過去の試験問題ページからダウンロード可能です。
テキストを読み始めた段階でまだ過去問を解けるほどの知識はないのですが、保育士試験というものを知るために全科目の過去問を解きました。
試験対策をまったくしていなくても保育士試験はいくつかの科目は合格点を取れることがあります。
なぜなら、試験範囲自体はとても広いのですがひとつひとつの科目の難易度はあまり高くないものが多いからです。
とにかく点数を取れる自信がないからと過去問を後回しにすることなく、まず初めに解いてみるのをおすすめします。
スマホアプリ(ユーキャン資格本 一問一答)
上記のテキスト、問題集以外に購入したものにユーキャンの資格本アプリの「保育士 一問一答」があります。
スマホに勉強道具が入っているというのはとても便利で、本当にいつでも勉強に触れることができます。
ただ、いつでもできるアプリだからこそ後回しにしがちだったりします。
そこで私はリマインくんを活用していました。
リマインくんは予定管理botで、知らせてほしい内容と時間を登録するとLINEがその時間に来るというものです。
私は毎日12時に「保育士アプリ20問解く!」のようなLINEが来るようにしていました。
既読をつけたときにすぐに取りかかれる状況でない場合は、スヌーズ機能もあるので忘れずに済み本当に便利です。
YouTube(ほいくん、桜子先生)
試験勉強にYouTubeを利用する気はなかったのですが、ほいくんや桜子先生が良かったので使いました。
ほいくんに関しては、保育実習理論の音楽理論がまったくわからなかったので大変お世話になりました。
後は、聞き流しシリーズを聞くのも◎
桜子先生の方は晩御飯を作りながら聞き流したこともありますが、ほとんどほいくんオンリーでした。
好みがあると思うので、どちらの方も観てみて参考にされてみてください。
直前期は過去問.com
試験まで1ヶ月を切って、残り3週間といったところで過去問.comでひたすら苦手科目の過去問を解きまくっていました。
ある年度の問題の全問をランダムに出題されて正答率が出るタイプと、ある科目を全問正解するまで(およそ8回分)ランダムに出題され続けるタイプなどがあります。
スマホやパソコンなどインターネットブラウザから無料で利用可能で、アプリはありません。
解答後には解説が出て、その解説もおそらく有名問題集のものばかりで1問につき4パターンほど表示されます。
極論になりますが、過去問.comとYouTubeの無料動画やインターネット上の情報を使えば1円もかけずに保育士試験の筆記をパスすることは可能です。
そのくらい過去問.comは素晴らしかったです。
試験10日〜1週間前あたりから試験日まで
正直、この時期が精神的に一番しんどいです。
ただ、あれこれ考えている暇があれば手を動かすしかありません。
絶対にやってはいけないことは、新しい問題集に取り組むことです。
精神的に失敗してしまいますので、試験直前に新しいこと・慣れないことはやめましょう。
私は保育所保育指針を読み直すために、プリントを持ち歩いていたりしました。
試験当日(短期で一発合格を目指す方はこの2日間の使い方が大事)
試験当日の勉強法を紹介します。
保育士試験を短期で一発合格を目指す方は、試験勉強を始める時期から逆算すると勉強の時間が限られているので、試験の2日間もやることは盛り沢山です。
退室可能時間が来ると即退室
保育士試験は、教育原理と社会的養護の2科目(ニコイチ科目)を除き7科目の試験時間は1時間です。
そして、この7科目は開始から30分が経過すると途中退室が認められます。
試験問題を解き、マークミスや読み間違いがないかなどしっかりと確認をして、私は2日目最終科目の保育実習理論以外はすべて30分で即途中退室していました。
途中退室をすればもちろん再入室は認められないので、そのまま次の科目まで控え室で待つことになります。
控え室でYouTubeを聴き流しながらKindleでテキスト飛ばし読み
控え室の食堂に着いたら、YouTubeでほいくんの100問攻めを聞き流し、Kindleで1科目分のテキストをザーッと流し読みというか飛ばし読みのようなことをしていました。
途中退室から次の科目の準備で試験会場に戻るまでは45分くらい確保できます。
そしてこの時間に見聞きした問題の出題も多かったです。
というかこれはたまたまでもなんでもなく、単純に次の1科目の総復習をしているのである意味当然ではあるのですが。
これをやったから受かったというわけではないですが、試験が始まる瞬間の気持ちに乱れがないのはよかったです。
試験初日終了後はSNSに注意
試験の間に唯一失敗したなぁと思うことは、試験初日の帰り道の電車で何気なくTwitterで保育士試験について調べてしまったことです。
受けられた方はご存知かもしれませんが、社会福祉の試験問題について大荒れしていたのです。
私は初日の試験内容に特段不満はなく、解答速報とかあがっていないかなぁくらいの気持ちでした。
そして急に自分の社会福祉の解答が不安になり、調べても仕方がないのに少しネットで問題の答えはどれかと情報を集めたりしてしまいました。
大きな影響は受けなかったものの、試験についてSNSやインターネットで検索するのは試験の2日間すべて終わってからにするべきでした。
まとめ
このような勉強法や過ごし方で、無事に一発合格を勝ち取れました。
あくまで私の体験談なので、読まれている方のご自身に合ったやり方が一番ですが、少しでもお役に立てればと思い記録してみました。
気になる点や質問などありました、お気軽にコメントいただければと思います。